押入襖のご依頼を頂きました!
本事例の襖紙は株式会社大一商会の見本帳「銀河」の2203番
大礼紙です。
見本帳「銀河」といえばふすま業界で知らない人はいない、高級襖紙の見本帳です。
越前手漉和紙「本鳥の子」をはじめ、大礼紙、彩雲紙、金銀細工紙、高級織物まで多彩な襖紙を収録しています。
本事例の「大礼紙」とは、昭和天皇が即位された際の「大礼の儀」にちなんで作られた紙のことです。
どうやら、「大礼紙」という言葉は越前和紙しか使えない言葉のようで、この銀河2203も福井県越前市で漉かれた紙とのことです。
画像を見て頂くと、和紙の表面に繊維のようなものがあります。これは楮の皮を小さく加工したもので「華(はな)」と呼ばれ、雲竜紙と並ぶ代表的な和紙模様だそうです。
ほんとうに柔らかく自然で、日本らしい上品な風合いですね。
ご依頼を頂き、誠にありがとうございました。
こうしたご注文を頂くことで弊社も大変勉強になります。
皆様からのご依頼を心よりお待ちしております。
<部材情報>
表:株式会社大一商会 銀河 2203 大礼紙
裏:雲華紙(押入のため)