押入襖のご依頼を頂きました!
本事例の襖紙は株式会社榎本明雅堂の見本帳「高尾」 第8集 の54番です。
この襖紙はもともと4枚柄ですが、本事例では向かって右側の2枚のみを使っています。
上級の織物襖紙です。
4枚柄というのは、その名の通り4枚で1つの絵を成す柄のことです。
高尾 第8集 54番は所謂「山水画」というもので、渓流、竹、鳥などといった自然の原風景です。
襖といったら山水画を思い浮かべる方も多いのでは?
近年、中国では日本の山水画がブームとなり、爆買いの対象にもなりました。
腰模様ですが、絵の一番高いところは引手よりも上にきているのでダイナミックです。
織物なので風合いにも高級感があり、堂々としている印象です。
立派な和室ですね。
ご依頼を頂き、誠にありがとうございました。
<部材情報>
表:株式会社榎本明雅堂 高尾 第8集 54
裏:雲華紙(押入のため)